私が小豆を炊く時は離婚を覚悟する?。

 アンコについては私と女房に好みの差がある。女房はこし餡派だが、私はつぶし餡が好きだし、甘さも女房は甘々派で私はうす甘派と好みが違う。
 炊く時にも、女房は直径26cmの鍋を使うので750gの小豆は鍋に1/3くらいにしかならないが、私は直径20cmの鍋で炊くから深さ8cmの縁ギリギリまで小豆が膨らむ。女房はこれが見ていられないで気をもむ。
 味付けも私は炊き上がる前から塩を少し入れて、炊きながら固めの塩小豆を楽しむ。女房は私の好みよりも砂糖を足そうとするが、私が小豆を炊いた時には私の甘さで我慢してもらう。
 ちょっとした差なのだが、食生活というものは個人の味覚に直結しているから何十年連れ添っても微妙な違いが埋まらない。まあ我が家では離婚までは行かないけど、新婚時代から妻の料理に醤油をかけ続けて離婚された男の話もあるので気をつけよう。