バーボンウィスキー『テンガロンハット』

  昨日は確定申告で税務署に行った。もう何回もやっているので受付はすんなりと済んだので、少し足を延ばして酒の量販店に行き、ぽつぽつ様から聞いた『テンガロンハット』をさがした。
  その店のすべての棚は安い物が下で、高い物が上の方に並べてある。バーボンの棚を下から探したが見当たらない。もう一度下から探していったら一番テッペンに置かれていてお値段は990円(税別)だった。3本しかなかったからあまり売れないのかな?。
 
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  どんな味なのか楽しみで、帰宅した時は昼飯時を過ぎていて昼飯の支度もできていたのだが、ダブルのグラスになみなみとそそいで飲んでしまった。
  最初の一口でアルコール以外の、たとえれば塗料系かと思われる香りを感じた。昼飯の飲み物として淹れてあったコーヒーで口をリフレッシュして、また一口含んでみた。
  今度はそんな感じはしなかった。比較のためにワイルドターキーの口もあけ、別のダブルのグラスにやはりなみなみと注いで飲み比べてみた。テンガロンハットは80プルーフ。ワイルドターキーは101プルーフなのにワイルドターキーの方が飲みやすかった。
(たぶん私の喉はワイルドターキーに合ってしまっているのだと思った)
 
  大島に勤めた時、飲み会の焼酎を買いに行くのが新人の役目だったが、人によって好みの焼酎が違った。その当時、島焼酎を造る会社が3社あり、先輩は焼酎の名称でなく『野増の焼酎』とか『差木地の焼酎』とか『間伏の焼酎』とか地名で呼んでいた。それもそうだ。銘柄を覚える事は出来ない。なにしろ一升瓶を持って量り売りで買っていたのだから。
(中身はイモ焼酎ラベルは日本盛り・そんな時代だった)

  結局、使う麹とイモの違いにより焼酎の味が変わり、飲み手の好みも別れる。それを思い出したら、今の私の喉はワイルドターキーに合ってしまっているのだと思った。
 
  西部劇の様に、カポッと口に放り込んだらむせる様なバーボンを飲んでみたいと思っていたが、そんなに不味い酒が輸入されるわけもなく、いつもの酒とは違う違和感も飲むうちに酔ううちに無くなってしまった。