ショコタン。カワユイ!!。

 時々テレビで見るが、ショコタンはカワユイ。以前から正統派の美人でないのに、そのカワユサは何んでかな~と考えていた。
 
 見飽きぬ美人というのは古来からの伝統である瓜実顔(うりざねがお)であろう。だが、個性にとぼしく、時に個性的な容貌や気性に惚れてしまう事がある。
 しかし人の世の常、時間は人間に容赦しない。個性的な美しさは長くても10年か15年で崩れ、妍を競った美人が剣になり刃(やいば)になってしまう。
 美女の中には『リアルフィギュア』と呼ばれる様な美少女がおり、それこそ持って帰ってガラスケースにしまいたくなる。
 まあ、古くから『博多くる時きゃ1人で来たが、帰りゃ人形と2人連れ』と歌にもなった博多人形も色っぽさでは『リアルフィギュア』より上である。
 
 話をショコタンに戻すと、彼女は少し正統派美人から外れる気がする。だから私はカワユイとしか表現しないし、できない。
 でもそれはなぜなのかとツラツラ考えてみた。それこそ、ここ数年考え続けていた。正統派美人ではないし、あのカワユサは頭の良さだけでは説明できないし。
 そして、レーザーディスクをハードディスクに移し替える時に判った。ショコタンは『リアルエルフ』なのだ。映画『ダーククリスタル』のヒロインに似ている。
 人間は昔から人でない者に憧れ、恋する事を願う。それは現実の煩わしさからの逃避の願望であり、時間の定めすらも超越したいとの願いでもある。
 そう結論が出てみると、10年後20年後のショコタンが楽しみである。妖精ならぬ人間のショコタンがどう変わるだろうか。まあ10年後に私が生きている確率は10%だけど。
 
 ついでに私が女房に惚れた理由も書いておこう。ズバリ、顔に惚れた。ただし、ババアヅラが良さそうだと思ったのである。
 匂いたつ様な美しさは少しオマケをつけても15年。17~8歳から色香がただよえば、結婚した後の旬など数年しかない。後はババアヅラと付き合うわけだ。
 結婚相手は美人よりもババアヅラで選ぶべし。結局はババアヅラと長く付き合うのが結婚なのだから。