2020年オリンピック招致の是非。

 3月3日(土)NHK総合放送の週間ニュース深読みで『オリンピックでニッポン復活?どうなる東京五輪』をやった。当日は予定が入っていたので見る事ができず残念だった。まあ、国営放送(?)の深読みだから総論賛成で結論はお茶を濁した事と想像される。
 
 私的には、2020年に東京でのオリンピック開催は無いと想像している。東日本大震災や福島第1原発事故は全世界が知っているので否決の公算は大きいし、首都直下型地震が懸念される中でオリンピック招致活動を行う石原都政の愚策以外の何ものでもない。
 
 それではなぜオリンピック招致を行うかである。東京都には数千億円の『オリンピック準備金』があるという。要は、その金を使いたいのだ。金が動けば仕事に携わる者に金が流れる。とにかく使いたい奴がいるのだ。
 
 どの程度の金が動くかといえば、申請作業に約5億円。立候補作業に70億円を予定しているそうだ。それらの金がオリンピック招致に携わる者の旅費やプレゼン資料の業者に流れていく。
 
 私はそれらが無駄使いに思えてならない。オリンピック招致よりも、それらの金は首都直下型地震対策の施設整備に使うべきだと思う。