趣味を仕事にする不幸?。

 私はアマチュア無線から職業無線屋になりました。通信する事よりも無線機を組み立てるのが好きだったし、モールス符号も覚えられなかったので通信士にはなれずに技術士になりました。
 無線機の故障を直したり分解修理したり。送信機の調整などでは足で測定機をあやつり両手で調整したので同期の人より短時間で調整できました。
 好きで選んだ仕事だったから、急な勤務変更などがあっても、変更を断る事はほとんどありませんでした。
 
 趣味を仕事にした私は良いかったのですが、家族は苦労したと思います。突然の勤務変更なども苦にならなくて「今度の日曜は遊びに行こう」などの約束を破る事はしばしばでした。
 女房にも苦労をかけたと思います。『うちには子供が3人。あなたが長男。』と言われた事が何回もありました。女房の心の底には言いたい事がいっぱいあったと思います。
 
 女房に昔いわれた『うちには子供が3人。あなたが長男。』が気になり、退職後は女房につくそうと思いました。自分では女房とよく話し合い、女房のやりたい事には協力しているつもりです。でもまだ長男を卒業できていない気がします。