動物は高音を嫌うらしい?何で?

 11月7日のブログ『熊よけの鈴』にキーホルダーをジャラジャラやった事を書き、9月30日のブログ『法具は武器』に錫杖(しゃくじょう)は長い柄の先の鉄輪(かなわ)が音を立て蛇などを追い払うと書いた。
 犬の躾でも悪い事をとがめるのに隠し持った缶に小石を入れて音を立てたり、キーホルダーを背中に隠してジャラジャラさせたりして脅かす事がある。音の出る物が見えないのに不快な音だけが聞こえる不安さを、私はある意味で理解できる。
 
 私は雷が好きで、就職するまでは雨が降らなければ道路に出て稲妻と雷鳴を見物した。ところが、群馬に引っ越して雷雨が通り過ぎたから長靴を履いて外に出て、金網の塀に片手を付いて雷見物をしていたら、頭上に稲妻が走りビリッと腕に電撃を感じた。稲妻で上空の電荷が放電され、これにより体に誘導蓄電した電荷が腕から地上に放電した誘導雷による感電だった。
 別の時には、稲妻が走る瞬間に周囲でパリパリと小さな音が聞こえ、耳の周囲で毛が逆立た様な違和感を感じた。雷鳴は稲妻の後に聞こえるのが当たり前で、稲妻の光る瞬間の小さなパリパリ音を聞いたのは初めての経験だった。そして『群馬の雷は恐ろしい』と感じた。
 
 多分、野生の動物達は耳と全身の体毛でそれを感じているのではないだろうか。自然現象による意図せぬ毛の逆立ちと稲妻。そして直後の大音響の雷鳴は恐怖そのものなのだと思う。きっと、金属的な高音は瞬間的に雷の恐怖を思い出させるのだろう。
(徹底的に自己中な意見を並べてみました)