菅首相が辞任を公言した。

 今日で震災から5ヶ月になる。昨日は菅首相が辞任について公言した。
 だけど、あまり震災対応が進んだとは思えない。特に福島第一原発の事故に関してはほとんど進んでいないと言ってよい。肉や米などの食品にまで放射性物質の影響が出ているのに後手後手の対応しかできないでいる。
 放射性廃棄物の最終処分方法も決められずにいまだに現場保管というか、放置状態と言っても過言ではないほどの無策ぶりを示しているし、汚染マップなど無いに等しい。
 それなのに、菅首相が辞任を公言したら自公の政治攻勢に政治家の個人批判が増え、震災対応がまた議論されなくなってしまった。サカリのついた犬猫の様に、政権交代に走る政治家の本能を押さえる事はできないらしい。
 震災対応は、政治が決めてくれなくてはできない事ばかりなのに、国会が政権交代を画策した論議に明け暮れしているとは。国民は不幸だ。