続、コーヒーの話。

  私はコーヒーを淹れるのにペパードリップを使っています。ペーパードリップなら濃いのが飲みたい時にはドリップの途中で飲む事もできるのがよいところです。それでも大概はコーヒーポットが一杯になるのを待ちます。
 
  今日は185秒焙煎と140秒焙煎を1:2の比率にして淹れました。やはり140秒の単独焙煎を淹れるより深みのある美味しいコーヒーになりました。
  ドリップの最後に、したたるコーヒーの色がほとんど透明になったので、内心(どんな味がするんだろう?どうせただのお湯だろう)と思って、スプーンでしたたりを受けて飲んでみました。
  想像通りにコーヒーではありませんが、ただの湯でもありません。なにか判らないものの、飲みにくい味ではありません。スプーンでもう一口飲んでみました。やはり無味ではありません。言葉にすれば、香りはほぼ無いもののカツオ出汁を薄めた様な美味しさがありました。
 
  時間リッチなリタイア人(イタリア人ではありません)が、昔飲んだ美味しいアメリカンコーヒーを求めて迷路に迷い込み、いろいろ試行錯誤するうちにドリップの最後にも味があるという面白い発見をしました。