『急性コーヒー中毒』闘病記。(その3)
11月23日頃からは幻覚(幻視)が現れました。私はコーヒーを連用している時に、ほぼ1日じゅう音声編集ソフトで、LPレコードを音楽ファイルにしたり、むかし録画した音楽番組から音声を抜き出したり、さらにはスクラッチノイズを低減したりレベルをそろえたりしていました。
幻覚(幻視)が起きる様になっても最初は夢だと思っていたのですが、最盛期には起きていても目を閉じるだけでパソコン画面が見えるのです。人生初めての幻覚(幻視)体験でしたので、ビックリするやら、あまりのリアルさに驚きました。(マウスを握って操作をしたくなるリアルさです)
痛くて痛くて辛い寝返りが11月28日の朝にはできる様になりました。痛いのは痛いのですが、それでも1回のトライで四つんばいになれ途中で棄権する事はなくなりました。
思えば、前日の27日はパソコン画面の幻覚(幻視)も夢も見ていませんでした。やっと峠を越えた思いがしました。
それでも首は痛くて回せません。女房に声を掛けられると、自然と女房の方を見ようとするのですが、そのたびに「イデデ・イデデ」と口に出してしまいました。
12月3日にはどうしてもチケットの解約に新宿まで行かなくてはなりません。首の動きは少し悪いのですが出かけました。(行きはよいよい帰りはこわい)ではありませんが、新宿までは来れましたが段々と首が痛くなってきました。
帰りは交差点で左右を見るのが辛くなってしまったので、少し遠回りとなっても信号機のある交差点を渡る様にして帰ってきました。
今日もまだ首と肩が痛みますが、マアマアこんなもんでしょう。
ヤバイ体験でしたが、そのおかげでコーヒーは焙煎とコーヒーを挽いた粒度によって味が変わる事が判りました。また、焙煎の深さが違う豆を混ぜて淹れるコーヒーが美味いことも知りました。
ちなみに今のコーヒー豆はすべてブラジル産で、焙煎は200秒がレギュラーのお店に無理を言って100秒・170秒・240秒の三種の焙煎をしていただいています。
ただ、女房は240秒焙煎が一番コーヒーらしいと言います。私は、浅い焙煎に含まれる(カツヲの出汁)にも似た旨味が好きです。