多勢に無勢の小池都知事。

  小池都知事のオリンピック地方開催案はすべて元の案に戻されてしまった。私はこれを政治力の差と考えている。
  老練な政治家の森オリンピック組織委員長は政治的圧力をIOC会長等にも向けて工作し、宮城、埼玉、神奈川などの県知事にも(次期知事の座はないよなど)圧力をかけて、なし崩し的に小池都知事の道を塞いだ。
  さらには、1兆8千億のうち5千億は負担するが、その他は国なり地方なりが出しなさいとも語った。その尻馬に丸川オリンピック大臣が乗って、オリンピック開催都市は東京だからまず東京が負担しなさいとも言ってのけた。
  これらは、小池憎しの自民党の嫌がらせに過ぎない。
 
  だがここに打開策がある。小池が尻をまくってピンクのパンツでも見せて『都民の皆さん。東京オリンピックに都民の税金を使わせてください。(政府は信用できません)』と言い切ってしまえばよい。
  自民党の信用失墜は計り知れないだろう。都議会に小池シンパが増えるだろうし、小池新党の国会進出だって実現するだろう。
  かたや、安倍首相の9年総裁は潰える。(私の望みはこれだ!!)
 
  政治家は金の匂いを嗅ぎ取るのは上手いかもしれないが、技術的な事にはとんと無頓着である。豊洲市場など無線屋の私だって絶対に市場などにはしない。
  あそこは元東京ガスのガス工場であった。石炭を乾留して都市ガスとして売っていたのだ。石炭が純粋炭素であればともかく、地中深くで生成された物であるからには様々な不純物を含んでいるのは当たり前で、砒素、水銀などの毒物が工場跡にあるのは理の当然である。
  毒の土地を東京都に売った東京ガスはほくそ笑み、都はその後の建設で各種業者の接待を受け、ただ酒ただ飯を食らったのである。
 
  都民はそんな暗部を知りたいのだ。でもまあ、小池都知事もすでに接待で飲み食いして毒饅頭まで食らってしまったかもしれないけどね。