出てきた~!肥後守~!!。

 どこかにあるはずと思っていたけど。やっぱりあったぞ~『肥後守』。そろそろ人生の片付けもしなければと思って、結婚して出て行った子供のガラクタ処分をしていたら、私のガラクタも出てきた。
 そこに思わぬお宝『肥後守』も入っていた。昔はよく使った肥後守だが、刃を折ればシャープな切れ味の回復するカッターに押されて、いつの間にか肥後守は使わなくなってしまった。
 
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 昔はこれで竹トンボなどを作ったもんだ。簡易な中折れ式なので、カシメが緩くなるとポケットの中で刃が開いたり、切る途中で力の入れ加減を間違うと手を切ってしまう事もあった。
 
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 まあそれにしても、錆も少なく研ぎも保たれている。一体いつ研いだのか覚えてないが、子供が小学校中学年として25~30年くらい前になるかもしれない。
 
 多分、工作の時間に竹でも切ったのだろう。真ん中付近に、少し刃のまめた所がある。肥後守は切り出し小刀などに比べれば鋼が柔らかく、よく乾燥した竹などを切ると刃はまめる。その分、切り出し小刀の様に刃が欠ける事はない。
 私は肥後守で刃物に慣れ、研ぎに慣れ、包丁を研ぐなど家事に役立つ様になった。指や手を切った事で刃物の怖さも教えてくれた。また、切れ味の悪さで指などを失わずに済んだのかもしれない。