『神も仏も』忘れてたのは私だ~。

 10月3日の18時17分にピースガレージのご主人。ヒデ様からお電話をいただきました。勿論、ベラドンナちゃんが身罷った(みまかった)件でした。
 
 9月27日にベラドンナちゃんの全電源喪失で、彼女はウンともスンとも言わなくなり、計器盤のランプも点きませんでした。まずバッテリーを疑い、ヒューズを疑いして私のできる範囲ではチェックしたのですが電源は復旧せず、ホンダドリーム西東京に運び入れました。そこでも『直ぐには原因は判らない』と言われ、私は『神も仏もあるものか~』と嘆きました。
 それと、9月10日のECUの不具合は何らかの前兆だったかもしれないのに点検にも出さずにいたので『私が乗り壊した~』と自責の念にもさいなまれました。点検に出さなかったのは、まさしく私の落ち度です。
 さらに、思わぬ故障とは言いながら、私にもベラドンナちゃんにも『ヒデ様』という神様がいたのを思い出す事もできませんでした。
 
 1~2日して『詳しく点検してみたら、あるいは簡単な故障であったかもしれない』との思いが沸き、思い込みと失意と混乱から早計な判断で廃車した事を悔やみました。
 喪失感の中、数日してベラドンナちゃんを乗り壊した事をブログに書く事ができる様になりました。また、早計な判断に反省する気持ちも『ベラドンナちゃんと白雪姫』というハスッパな書き方しかできませんでしたが、愚かな判断を吐露しました。
 吐露はしたものの、ベラドンナちゃんを乗り壊し、ECUの値段を聞いて折れた自分の心に『もうバイクに乗る資格はない』と思い込みました。
 
 ヒデ様から電話をいただいたのはそん時でした。なおかつ、もうバイクはやめようかという私の心を見透かしたかの様に『まだ乗り続けてください』という言葉もかけてもらいました。
 元々、私はヒデ様のおかげでリターンライダーの道を歩み始めたのです。それを、ベラドンナちゃんへの自責の念に潰れて、またバイクから遠ざかろうとしている自分に気づかされました。
 今回の件は良き事後処理とは言えませんが、その失敗で心を痛め、歩み始めたリターンライダーの道をあきらめてしまうのは、更なる失敗の積み重ねになるとヒデ様が気づかせてくれたのです。
 昨夜の電話がなければ、私はこのままバイクから逃げてしまうところでした。助言をいただいたおかげでリターンライダーの道を歩み続ける気持ちになれました。