人生最後の買い物をチョイスする。

 生活必需品なら買う事に躊躇する事はありませんが、耐久消費財の購入は考えてしまいます。目下の課題は自動車とオートバイです。
 自動車は今年で16年目になり、あと5年とか7年乗り続けるのは考えものです。さらに、最近は右後輪から時々異音が聞こえる様になりました。しかも、自動車には月に1回くらいしか乗らなくなっています。
 オートバイはベラドンナちゃんを乗り壊して、その喪失感に自分でもビックリしています。それは、ベラドンナちゃんには月に2~3回は乗っていたからだと思います。
 
 利用頻度から考えて、私は自動車の買い替えよりもオートバイの買い替えを選びました。勿論、女房と相談した上での結論です。最初、私は自動車もオートバイもと思っていたのですが、当然ながら、それでは経済負担が大きすぎます。車は来年車検なので、このまま乗り続けて車検を受けるか、手放すかをその時に考える事にしました。その代わり、オートバイは新車を買うとの結論に達したのです。まあ、利用頻度からも妥当な結論だと思っています。
 それに、車を買い替えて70代半ばまで乗り続けた場合、足腰の弱りからますます車を手放せなくなる気がします。現に、長兄は70代後半ですが車を手放せません。私もそうなりそうな気がするので、たぶん来年には車を手放す事になると思います。
 
 実は、1年以上前から車選びはしていたのです。だから、ベンツの左ハンドルに乗っている私より高齢の人に運転のし易さを聞いてみた事もあります。そうしたら『左ハンドルは歩行者に近いので歩行者を気遣える』と言いました。さらに『細い道などでのすれ違いは左側一杯に寄せて停めちゃえば相手が何とかしてくれる』と言いました。
 でも、それって、運転手としての責任を放棄してはいないでしょうか。高齢者ドライバーにはそんな人もいるのかとビックリしました。私は『この人も便利さゆえに車を手放せない人か』と思いました。
 
 バックミラーは後ろを見るだけではありません。適切に設定すれば、右ハンドルでも左のタイヤがどこにいるのか判ります。私が質問したその方はルームミラーしか見ない人かもしれません。今後は左ハンドルの高級車には、別の意味で近づかない事にしますし、私は便利な所に住んでいるのだから、手放せなくなる前に決別しようと考える様になりました。
 『じゃあ、オートバイは?』と聞かれそうですね。私の場合、バックさせて道路に出さなくてはなりません。体力が無くなり、足腰が弱ればオートバイを道路に出せなくなりますので、必然的にバイクをやめる時期がわかります。