府中で川越の『ふくれせん』を買う。
20日はお天気も良く風も凪いでいたので府中市の『郷土の森』公園に行ってみた。今年は寒さのために梅の開花が遅れ、3月11日で終了予定だった梅祭りが20日まで延長されており、園内には様々な屋台が出ていた。
その中に、川越市の煎餅屋の『ふくれせん』という珍妙な煎餅があった。煎餅のふくれは職人の恥であり、途中でふくれると針を刺して上から押さえつけて平らに焼くものである。それを写真の様にふくれさせて『ふくれせん』と銘打って売る根性に、煎餅好きの私は思わず買ってしまった。まあ、煎餅屋の策略にひっかかってしまったわけである。
面白いから買ったわけだが、結論から言えば、最初は口を大きく開けてかじらなければならないので食べにくいし、かけらも口からこぼれる。2口めからは玉子の殻をかじる様な気分でパリポリと食べ歩きをしながら梅見物をした。