『急性コーヒー中毒』闘病記。(その2)

 19日午後からの左肩の痛みが段々と首筋に向かって広がり、22日に目覚めた時は左肩から首筋の盆の窪まで頭が動くと筋肉の痛みだけではなく、頭痛も併発する様になりました。
 とにかく、体が動くと頭を支える首の筋肉痛と頭痛が襲ってきます。寝転ぶ最中も痛み、寝転んでから頭の位置が決まるまでに痛み、寝返りをしようとしても頭痛と筋肉痛の競演、痛みオンパレードに耐えなければなりませんでした。(起き上がる時は逆順番で痛みます)
 そして、ロボットが常にサーボモータで微調整をする様に、人間も筋肉で常に頭蓋骨を微調整しているのだと悟りました。(ロボットは痛みを感じなくていいな~)
 
 そしてもう一つ症状が出ました。夜中に体が妙に火照り、掛け布団を蹴飛ばしたり、腕や足を掛け布団の外に出したり、頭が熱をもって熟睡できなくなりました。体温を測ったら37,6度という微熱お爺さんでした。(微熱少女に比べると色っぽくね~ッ)
 それに加わったのが、首と頭の知覚過敏です。私は以前BB弾の枕をしているとブログに書きました。それは、ソバ殻枕より涼しくて気持ちがよいからです。ところが一転、知覚神経が過敏になった事で、1個1個のBB弾が頭に突き刺さる様に痛いのです。
 微熱による頭の冷却と、BB弾の突き刺さる痛みから逃げるために、22日の夜からは水枕を使いました。それでよい具合かというと、残念ながら排尿のために目が覚めるのですが、頭痛、筋肉痛ですんなりとは立ち上がれないのです。
 
 痛みの恐怖とは恐ろしいもので、掛け布団を外してクルリと体の向きを変えて立ち上がればよいだけの事なのに、掛け布団を外すまでは我慢できても、体の向きを変える時の痛みの記憶に恐れをなして体の向きを変えられない私なのです。
 体の向きを変えるのは、体の回転と首の回転が同期させられれば理論的には痛くないはずなのですが、そんな事は不可能です。痛みに怯えながら体を少し回転させ、そのたびに体と首のズレの激痛に耐えなければなりません。
 さらにその先。頭を枕から外して立ち上がるという事は、頭の重さのすべてが首の筋肉にかかるわけで、体を回転させる痛みも激痛なのに、立ち上がる時はそれに倍する痛みが襲ってくるわけで、その恐怖に私は耐えられず、自分のふがいなさに小便のたびに泣きました。本当に私は意気地なしです。
 
 知覚過敏は頭痛と筋肉痛だけではありませんでした。実は頭皮の毛穴も痛かったのです。頭が洗えませんし、ヘアブラッシングもできませんし、指で髪をかき上げる事もできませんでした。そんな知覚過敏と体のほてりから(この症状は絶対にカフェイン過剰摂取による『急性コーヒー中毒』だと確信しました)
 
 
 
肩こり、首こり。(出典はNHK(ためして)ガッテン!!)
 肩こりは主に背中の僧帽筋(そうぼうきん)という筋肉が凝り固まることで起きます。僧帽筋は肩甲骨まわりから肩、首まで広く覆っているので、こる部分も首まで含む広範囲です。一方で首こりを単独で引き起こす筋肉があります。後頭下筋群(こうとうかきんぐん)です。僧帽筋よりも奥深くにあって頭蓋骨と首の骨をつないでいます。この筋肉がパソコンやスマホを見る時などの姿勢の悪さや目の使いすぎなどで凝り固まり、首の動きを悪くしたり、不快感を招いて首こりの原因になるのです。後頭下筋群による首こりの症状は、頭痛(片頭痛含む)、首の後ろの上の部分の張りや痛み、首の回転や上下の動きが悪いなどです。