台風19号と八ツ場(やんば)ダム。

 前から予約していたので、東日本が台風19号で甚大な被害を受けた時だけどJRバスの『ゆめぐり号』に乗って草津に来ました。
 
 ヤフーニュースで八ツ場(やんば)ダムが下流の洪水被害を防いだ事は知ってはいたのですが、ダムの水の量を見てビックリしました。ほぼ満水だったのです。
 ダム建設中には、湖を横切る橋で落差100mくらいのバンジージャンプ(一跳び1万円と聞いて私は止めました)をやっていたのに、昨日見た時は橋の高さは水面から20mくらいしかなかったのです。
 さらに、ダムから約6Km上流のJR長野原草津口駅前の橋の下も以前は川だったが、昨日は湖面になっていました。
 
 長野原町でバスの運転手交代があったので、交代の運転手さんが乗車した時に「八ツ場(やんば)ダムが満水になったのは本当に台風19号の雨なんですか」と聞いたら『そうです。台風の前は水が無かったのに、台風通過後には満水になってました』と話してくれました。
 ただし、台風で満水になったので湖面には発泡スチロールのトロ箱や流木などが湖面のあちこちに浮いていました。

 

 

 

(10月19日追記)
八ッ場ダムが氾濫を防いだ」は本当?次の台風に備える5つの課題
橋本淳司(アクアスフィア・水教育研究所代表)の記事より抜粋転載
 国土交通省関東地方整備局の発表「令和元年台風19号における八ッ場ダム試験湛水状況について」によると、台風19号の降雨(10月11日2時~13日5時)により、総貯留量約7500万立方メートル、最大流入量約2500立方メートル/秒を貯め込みダムの貯水池は518.8メートルから573.2メートルまで約54メートル水位が上昇とある。(参考;貯水水位は標高値)
 国土交通省関東整備局によると八ッ場ダムの洪水調節容量は6500立方メートルなので、7500万立方メートルの貯留は実力以上。平常時であれば水甕はすでにいっぱいになり緊急放水が行われていた可能性がある。