食事療法での減量は限界かもしれない。

 私は10年ほど痛風高脂血症の治療を続けていて、先日も半年ごとの検査のために採血した。その時、先生に『最近は体重が横ばいですね。頑張ってあと1kg落としましょう』と言われた。
 
 最初の痛風発作が起きた時に尿酸値だけでなくコレステロール値(特に悪玉コレステロール)も高いのが判り、薬物療法と減量で症状を改善する事になった。だが、食い意地が張っているので体重を落とせなかった。
 ここ3年、夕食をヨーグルト1個(450g)にし、空腹と戦ってやっと4Kg落としたが、最近は体重が落ちなくなってしまった。それどころか、チョット油断するとピョコンと増えてしまい、落とすのに4~5日かかってしまう。自分では今の体重が食事療法での限界だと思っている。(運動療法も取り入れなきゃ駄目かな~)
 
 ところが、私は運動療法が苦手である。女房が『早朝散歩に付き合ってあげる』と言うのだが、女房と歩くと私はナビゲーター役をやらなければならないのでストレスが溜まってしまう。
 女房は興味のおもむくままに『アラ、変わったお花』とか『マア、綺麗なお庭』とか出鱈目に歩くので、本当に私の方が疲れてしまう。多分、散歩中に私が倒れても現在位置が何処か絶対に判らないから救急車も呼べないかもしれない。勿論、家にも帰れないだろう。
 
 かなり前になるが、関根勤が激ヤセした事があった。それは犬を飼った時で、犬に散歩させるうちに体が締まったという事だった。その上、犬があまりに可愛くて『結婚してくれ』と言って家族に笑われたそうだ。
 ならば私も犬を飼って運動療法にしようと思ったのだが、スーパーでドッグフードの値段を見たら1Kgあたりの値段が白米1Kgとほぼ同じだったので諦めてしまった。
 
 とはいえ、犬を飼うのは子供の頃からの夢だったので、ネットで初めてでも飼いやすい中型犬の犬種を調べたらレトリバーがよいと判った。
 そういえば、テレビで盲導犬の番組を見た時も、盲導犬にレトリバーが多いのは頭も良く、性質も穏やかだからと解説していた。(ウ~ム飼ってみたい)
 
 犬でもう一つ心に残っているのは、戸川幸夫マタギ犬についてである。雄犬は実力差が歴然とした相手だと逃げ腰になるが、子供を産んだ雌犬はたじろがないという一節が頭から離れない。
 そういえば、女房も堂々としてたじろぐ事がない。(戸川幸夫の言葉を実感している内蔵助です)