前日のカレーを温める。

  歳をとると摂取量の減る栄養素に鉄分とカルシュウムがある。特に女性は生理があるので貧血になりやすい。ところが、生理が上がった女房は今も貧血気味である。だから、レバーとか小松菜とかウコン飲料を摂る様に言うのだが、体によい物が好きとはかぎらない。
 
  そこで一計を案じ、かなり前から私が作るカレーは小松菜カレーにした。ほとんどが小松菜で、色合いにニンジンの千切りと、増量材にタマネギを入れる。肉は適当に入れる。
  先日はそんなカレーを食べ、翌日はいつもの様に牛乳で固まりかけたカレーを薄めようとしたが、あいにくと牛乳が切れていたので、手近にあった1日分の野菜とかいう野菜ジュース(200ml)を入れた。
 
  ワオッ!!。色が悪くなってしまった!!。野菜ジュースの色が勝ってデミグラスソースの様になってしまった。それを見て女房は大笑い。そして、味見として一杯だけ食べて苦笑し、お代わりはいらないと言った。
  私的には食べられない味じゃあない。ただ『これは何んの料理??』と頭に?印が生えるだけである。そして、残りは私が完食して鍋を空にした。
 
  翌日に少し濃さを増したカレーを野菜ジュースで薄めるのは、もともとが小松菜カレーなのだからかまわないとは思うのだが、欠点は色とほんの少しトマトの酸っぱさを感じる事だろうか。
  女房の貧血対策の小松菜カレーなのだが、今回は野菜ジュースを入れた事で私の血の気が増す結果になってしまった。自分では言いたくないが、やっぱり失敗だったかも。(わかった!今度は最初から野菜ジュースを入れよう!!)