久しぶりに餅を搗いた。

 餅は1年に数回搗き、切り餅にして冷凍保存しておく。だが、さすがに真夏は冷凍庫にアイスクリームを入れたいから、邪魔になるので梅雨明けまでには冷凍餅も食べきる様にしている。
 そして、涼しくなるとまた餅を搗き、冷凍庫はアイスクリームと餅が入れ替わる。
 
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 切り餅にするには、餅を伸ばさねばならないのだが、餅取り粉をふるいながら平らに伸ばすのは、道具が無いと意外に難しい。
 私は、米の重さで2Kgの餅を幅23cm長さ31cm深さ4cmのホーロー製バットにラップを敷いて、そこに搗きたての餅を入れてある程度ならしたら、上にもラップをかけて均一に伸ばしている。
 そのまま2日ほど置いておくと切りやすい硬さになるので、その時の気分で厚く切ったり薄く切ったりしている。まあ、私は厚さは2cm以上の噛みごたえのある切り餅にしたいのだが、女房は1.5cmくらいが焼きやすく食べやすいと言う。
 
 以前は餅を流す容器に26cmのフライパンにラップを敷いて使っていたが、これだと出来上がりがお供え用の鏡餅みたいになってしまうので、切り餅にするには3角の部分が多くなってしまい、切り餅には向かなかった。
 我が家では、家の狭さから鏡餅を飾った事がないので角型のホーロー製バットを買ってから、切り餅に無駄の少ない伸し餅が作れるようになった。
 
 寒さがましてくると餅がおいしくなる。勤めていた頃は、海苔を巻いてラップで包んで、懐炉代わりに懐に入れて硬くなるのを防ぎながら、駅まで歩く途中で朝飯として食べた事もある。
 餅は私の人生において、大切で大好きな食べ物である。子供の頃の餅は直ぐにカビてしまう食べ物だったが、切り餅にして冷凍すれば長期保管がきき、食べ方の豊富な食べ物である。