クリスマスローズの株分け完了。

 
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 2株だったクリスマスローズを株分けして4株にした。1株目を株分けした時、根の細かさと根張りの元気さに驚いた。なんと表現すればいいか判らないけど、株の下に細かな根がびっしりと生え、土をつかんでいて、スコップで叩いても土がボール状態のまま崩れない。
 少しでも土を替えたいと思い、トントンとスコップで叩いたが根が切れるだけだった。根を傷つけては元も子もないので止めたが、他の植物だったら根腐れを起こす密度である。
 
 そして考えた。何で根があんな泥ボールを作るのだろう?。やっとこさっとこ想像できた事は、寒冷地の薄い表土で生きていく手段なのだと思った。イメージとして湧き上がったのは、イギリスの石灰岩大地の薄い表土の岡に、コケなどと一緒に少ない土を根がしっかりと固め持ち、直ぐに浸み込んでしまう雨水を根元の泥団子に溜め込む姿であった。
 そして、2株目を株分けした。最初に株分けして元気を取り戻したクリスマスローズをシンビジュウムの植わっていた鉢に移した。イメージ通りに、鉢の下の方にはシンビジュウム用の保水性の無いジャリを敷き、その上にいつもの培養土で植えつけた。後から株分けしたした方は、先に株分けして今まで養生のために植わっていた鉢に植えつけた。イメージが正しかったかどうかは、どちらが枯れるかで判る。(どうなりますやら)
 
 そして、クリスマスローズ育ての私の結論は『クリスマスローズは株分けすべきでない』だった。根張りが盛んで、根の成長の激しいクリスマスローズは、2年ほどの周期で延びすぎる根を切り捨てて、同じくらいの大きさの鉢に植えるべきだと思った。
 オーロラが見える様な地域でも生きていけるクリスマスローズは、その根張りの強さから下手をすると庭の侵略者になりかねない。我が家の様に狭い庭では地植えを止めて、常に根の大きさを管理する鉢植えの方が安全だと思った。(あの葉の硬さは他の植物には凶器である)