小豆を炊いた。

 このまえ餅を搗いた時には女房があんこを作った。餡なのだから、当然の事ながら甘い。だが、私の口には甘すぎる。そこで今回は私が小豆を炊いた。餡でなく私は小豆が食べたいのだ。
 味見をしながら砂糖を入れると、どうも口に慣れるというか砂糖の量が増えすぎる欠点がある。今回は砂糖の量を小豆の3割くらいにしてみようと見当をつけ、ちゃんと計量して一気に入れて味見はしない事にした。
 出来上がりの味は、私にはもう少し砂糖を控えても良いくらいの甘さだが、女房には『砂糖を足さないとお汁粉にはならないわね』と言われた。(でも水羊羹くらいにはなるぞ)
 だが、そう言いながら女房も食べる。ネギ味噌と同様に食べる時だけ参加かよ!!そしてハタと気付いた。私が勤めていた頃『美味い』と言う前にブチブチと言っていたのと同じだ。ゴメン。悪かった。ちょっとした一言が意外と心に突き刺さるなんて、反省したよ~!!!!!