孫正義。太陽光エネルギーへの挑戦。

 11月15日22時テレビ東京ガイアの夜明け(エネルギー攻防戦~密着孫正義の4ヶ月)』を見て愕然とした。ソフトバンク孫社長が畑違いの太陽光発電に挑戦する事ではなく、放送から約2分後に石原都知事が『(自然エネルギーは)ダメ、コストがかかる出力がない』とか『言うのは簡単、風車とか太陽光をやれとか』とこき下ろした事だった。
 編集の都合で孫社長だけをこき下ろした発言ではないだろうが、昔から石原慎太郎には他人をこき下ろす癖がある。他人を悪し様にこき下ろしても石原慎太郎の地位も名誉も、まして実績など上がるわけない。だが、付和雷同する人々はそんな石原慎太郎を「頼りがいのある人」と誤認して喝采を送る。
 
 私は、孫社長が自分のアイディアで新規事業に取り組むのは自由だから、言うとしても「すごい挑戦ですね」くらいで絶対に悪口は言わない。ただし、孫社長が一般人から『太陽光発電』をネタに資金を募るとなれば別問題である。じゃあ、石原慎太郎孫社長に金をせびられたの?。孫社長が自分の資金でやるなら文句言う事ないじゃあないか。
 
 もう一つ驚いたのは約3分50秒ぐらいで孫社長が言った『泣きたいほど望んで得た日本国籍』の言葉だった。それは太平洋戦争当時にアメリカの日系移民が収容所に入れられ、その中から志願して兵士になった人達の心境に通じると胸に響いた。
 アメリカ国籍を持ちながらも、アメリカ人と認められたいために父や祖父の日本や三国同盟のドイツ、イタリアと戦う決心をした日系アメリカ人。孫社長の言葉は以前聞いたり、テレビで見た日系アメリカ人の心境と重なり、心にしみた。
 
 とにかく、地デジのテレビ東京の放送を見ただけでは私の勘違いかもしれない、私の勘違いだといけないから11月19日20時のBSジャパンの再放送を録画して確認しなければブログにできないと思った。そして、石原慎太郎の発言と孫社長の言葉は画面の字幕をそのまま(括弧を外したり、句読点を入れたりしましたが)書いた。
 
 それやこれやのいきさつから、私は口先だけの政治家である石原慎太郎よりも、実業家の孫正義を信じます。
(もっと早く書くべきでしたが家庭ネタの連続性の方を優先させて遅くなりました)