作曲家グリーグの愛の終焉。

 グリーグの作曲した組曲ペール・ギュント』は皆様耳にしたことがあると思います。原作者はイプセンで、主人公のドラマチックな放浪生活が面白さをかき立てます。
 とはいえ、イプセンの原作よりも私達はグリーグ組曲ペール・ギュント』の方になじみがあると思います。(私も原作は読んでいません)あらすじは世界中で女をたらしこみ、遊興三昧に放蕩したペールが年老い、尾羽うち枯らし故郷に帰ってきます。
 敗残のペールですが、故郷では恋人のソルベーグがペールの帰郷を待っていました。そして、ペールは恋人ソルベーグの元で息絶えます。
 これは男の夢ですな。私だってそんな生活をしてみたかった。でも、女性にしてみれば『お前は阿呆か~!!』+『ありえな~い!!』+『却下~!!』+『ETC!!+etc!!』+『まだあるけどこの辺で勘弁してやる!!』てな気分でしょう。
 でも、これは男が夢想する愛の終焉の形でしょう。