女房と死について話をしました。

  先週の事ですが、女房の歯の様子が判りました。かなり以前に抜いた歯の根元に膿が溜まって腫れていて、その腫れが引かないうちは割れた歯の治療ができないと言われて女房は少し不安になったみたいです。
  そして、歯医者に行った日の夕方『私が死んだらどうする?』と聞いてきました。私は「まあ、四十九日が過ぎたら自殺でもするか」と何も考えずに答えたら『真剣に考えてよ!!』と怒りだしました。でも突然そんな事を聞かれても、女房が死ぬ事なんて普通は考えてないですよね。
 
  そもそも、女房は健康だし私より年下だし平均寿命も女の方が長いから、女房が先に死ぬ事など考えなかったし、元々自殺願望のある私からすれば「自殺する」という言葉が出るのは当たり前なのですが、女房はお怒りモードに突入です。
  そこで「自殺が駄目というなら、俺にどうしろというんだ?」と問い返すと『人間いずれは死ぬんだから自分から縮める事はないでしょう!!』とお怒りモードは若干ゆるみました。そして真剣に考えました。
  (俺の歳を考えると、去年は親父が死んだ歳だったし、今年はお袋が死んだ歳だから俺も危ないかも)などという話も出ましたがその顛末は割愛します。それと現代は少子核家族化の時代なので(子供のアパートに転がり込んで同居する)とも言いましたが、冗談なのでこれも割愛します。
 
  老夫婦の2人家庭でどちらかが死ぬという事は、その時点から独居老人となるるわけです。多分、たまらなく寂しい生活になるだろうと思います。
  そこで私は「犬は猫と違って飼い主の目を見てくれる動物だから犬でも飼おう。それに、俺はお前がいないと自堕落な生活をしそうだから、毎日の散歩など日課ができていいかもしれない」と言いました。女房も『犬友達というのもできるだろうし。でもあなたに犬が飼えるかな~』とつぶやきましたが、ほぼ納得してくれました。
  今度は私からマジに「じゃあ、俺が死んだらどうするの??」と聞いたら『わかんな~い!いま死にそうな気がするのは私だから考えなかった~!!』だって。(女って、チョットずるいよな~!プンプン!!)