カショギ氏の殺害事件と映画に見る笑い。

  サウジアラビアのジャーナリストのカショギ氏が殺害された事件ですが、サウジアラビアの秘密機関が関与していると言われ逮捕者も出たようですが、今もすべては藪の中です。
 
  しかし、監視カメラの映像で見る限り、怪しさミエミエの犯行です。私がこの事件で思い出したのは、映画『ローマの休日』です。オードリーヘップバーンの演じる王女様が行方不明になった時、随行員が母国に捜索の要請をすると、目立たない様に来いと言ったのに黒服姿の秘密警察が大挙してやってくるという場面が目に浮かんでしまいました。
 
  別の演出で面白かったのは『魚が出てくる日』でした。核兵器を積んだアメリカの爆撃機が地中海に墜落したのですが、極秘捜査のアメリカ軍人が観光客を装って墜落現場付近の島に大挙してやってきます。すると、それに釣られて一般の観光客が増えたり、重要な歴史的遺物が出たりでテンヤワンヤになるという話でした。
 
  まあ、悪事は少人数でやる事ですね。お手本はケネディー暗殺でしょう。オズワルドの単独犯行とされていますから、オズワルドが胡散臭い遊び人のルビーとかいう人物に警察の出口で射殺されてすべてがウヤムヤになってしまいました。
(サウジもゴルゴ13にやらせればよかったのに・笑)