6万発ものBB弾を買ってしまった。

  私は長年ソバ殻の枕を使っていて、枕の生地が破れたら枕は作り直していた。使ううちにソバ殻がつぶれるので、古くなったぬいぐるみのパンヤを混ぜて使い続けていた。
  ソバ殻の良さは、ソバ殻が三角錐の形をしているので、枕に暑さがこもりにくいのだが、パンヤを混ぜた事で夏場には頭が暑くなってしまう。
 
  2017年5月18日のブログ『地震の時、枕を抱いて逃げた祖母』では、祖母は小豆の枕を使っていたと書いたが、私は枕の中に食べ物を入れる気になれない。
  そして色々考えた末に、おもちゃの銃に使うBB弾を使ってみようと考えて、自然分解しないBB弾を12袋(計12Kg)買った。
  早速、枕から今までのパンヤとソバ殻の中身を抜き出し、12袋分のBB弾を入れてみたが、さすがに12Kgの枕は扱いづらい。
 
  それでも、とにかく頭をのせてみたらBB弾の流動性がとても良かった。流動性の良さは、仰向けから右を向いたり、左を向いたりした時に枕の形が直ぐに変わり、頭をグリグリしなくてよくなった。
  また、硫酸バリウム70%、ポリスチレン30%(比重1.8)のBB弾は頭に涼しい。今までの枕では、横を向いた時に下になった耳が蒸れてしまい、目覚めた時に耳が痛む時があった。BB弾の枕ならそんな心配はなさそうである。
 
  欠点は12Kgと重い事だった。そこで、平に広げた時の長さ50cm太さ35cmの枕を、長さは60cmのままで太さだけ25cmに縫い縮めて7Kgまで重量を減らした。長さを変えなかったので枕が平べったくなってしまったので、枕の両端を下の写真の様に紐で縛って使う事にした。
  紐の位置を変えれば、枕の高さも固さも簡単に変えられるので、私にはどれくらいの高さが合うのか、時々紐の位置を変えている。歳のせいか、どちらかといえば枕は高い方が体に合っている気がする。

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