老いると感覚(神経)が鈍くなる。

  私は『大人の話』(お気に入り登録していただかないと読めません)で、しばしば老人のSEXの減退は陰茎の感覚が鈍くなるからだと書いたけど、実はすべての感覚が鈍くなっているのだと再認識した。
 
  2017年8月18日の大人の話に『びろうな話ですみません』という糞づまりの話を書いたけど、よくよくかんがえてみると私は毎朝必ず便通があった。ではなぜ、歳をとったらそれが無くなってしまったのだろうか。
  そして、結論が出た。毎朝、便意はあるのだが若いころの様に強い便意でなく、弱い便意になってしまったから、屁をこいて排便までしなくなっていたのだ。
  だから、知らぬ間に便が押し固められて排便困難な事態になっていたのだと考えられる。ならばと、弱い便意であっても便座に座る事にしてみたら、従来の習慣通りに出たのである。
 
  加齢による感覚の低下は万人共通であろうから、加齢と共におこる体調の不具合は感覚の衰えかもしれないと、自分自身を疑ってみる視点が必要かもしれない。
  ただ、残念ながら脳力が低下すると、我が身に起きる不都合は誰かのせいにしたがるものなのである。別の言い方をすれば、不注意による失敗にその様な言い訳が増えたら、周囲の人は『ボケの兆候』かもしれないと気を配った方がよいという事である。
 
 
 
便つながりの追伸
  私の親戚知人の話だが、糞づまりによる困った話がある。軽症の方の話では、入院中の老母が下剤も効かない便秘になり、看護師(男性)にほじくり出してもらう羽目になった。これは女性にとって、とても恥ずかしい事である。
  重症の方の話は、老親2人をケア付き有料老人ホームに入居させたら、間もなく老父が憩室で緊急入院となった。憩室とは大腸に袋状のふくらみが出来て、その中に便が溜まる症状である。この老父の場合は、憩室が破れて腹腔内に便が出てしまったのだが、高齢で手術に耐えられないという理由で白寿(はくじゅ)の老父は間もなく亡くなり、百寿(ももじゅ)を迎える事は出来なかった。