国会議員のサラリーマン化現象。

  希望の党衆院選挙での当選率は約1/4だった。まあ、いろいろ言われているが、私は『だれが悪い、かれが悪い』という前に、立候補者の自覚の低さが目についてしまう。
 
  『勝ち馬に乗る』とか『寄らば大樹の陰』とか言われるが、選挙は水物だし『負ければただの人』になってしまうのが鉄則である。
  そういう中で、自分の力を政治に役立てて人々の役に立ちたいというのが立候補の原動力だと思うのだが、今の希望の党では小池代表を非難する声や、落選議員が『ひどい目に遭った』などとほざいている。
 
  私から見れば、国会議員を名誉職と考えずに、生活費を稼ぐ道と考えている『サラリーマン議員』がいかに多いかという事である。世も末な政治家事情がなんとも情けなく、さもしさを感じてしまう。
  選挙に負けた時には、党や党首の責任を追及するのでなく、自分の不甲斐なさを反省して雌伏の時期に地域に役立つ活動をしろと、私は言いたい。
 
  だってそうでしょう。税金から所得を得る者はおおやけの召使(公僕)なのだから、サービスを受ける立場ではなくサービスをする立場であることを自覚しなければならないはずだ。