トホホ。だった先週一週間。

  先週は健康診断をやった。そして、背は縮み腹囲は増えていた。細かなデータの出るのは1ヶ月後だから、トホホの程度は軽かったが、眼科検診にはガックリしてしまった。
  眼科医に眼内レンズを勧められてしまったのだ。水晶体が濁って白内障だったなら仕方がないと納得するのだが、私が眼内レンズを勧められたのは水晶体が硬くなってピント調整範囲がひどく狭くなってしまったというのが残念でならない。
  まあ、老眼になる人体メカニズムは知らないわけではなかったが、いざ言われてみると『白内障です』と言われるよりもなさけなかった。
 
  哺乳類には体に備わった成長の限界機能があり、平均的な大きさになると個体による偏差はあるものの、だいたいは同じ程度の大きさで成長はストップする。
  恐竜などが巨大化したのは成長の限界機能が弱くて、長生きすれば体は大きくなり続けたという。だから人間の体でも下等な機関では成長の限界機能が弱いという。
  オチンチンなども下等な機関なので、わずかではあるが死ぬまで大きくなり続けるそうだが、それ以前に任意で大きくする機能が低下するので気づかないらしい。
  気づくのは顔の中央にある鼻である。鼻もわずかづつだが成長を続けるから、鼻の高い人は歳をとると魔法使いのお婆さんの様な鼻になってしまう。
  目の水晶体も同様に成長を続けるのでレンズの厚さが増して老眼になってしまう。それでもレンズの厚さを変えられるうちはまだ良いのだが、厚さが増して硬くなるとピントを合わせる範囲が狭くなってしまう。
 
  今回、私はそんな理由で眼内レンズを勧められたのだが、老眼だから遠方ならよく見えるし、老眼が進んだとはいえ、2度の老眼鏡を使えば近くを見るのも不自由しない。
  どうせ、遠くに焦点を合わせた眼内レンズを入れれば、水晶体と違って単焦点になるので近くを見る眼鏡は必要になる。
  半年後に再検査と言われているが、どうするか今も迷っている。
 
  そんな事で悩んでいる最中に、洗濯中の女房が悲鳴を上げた。何かと思ったら、洗濯機が洗濯機パンの上で後ろに傾いていた。背の低い女房が洗濯機を少し手前に引っ張ったら洗濯機がガクンと傾いてビックリしたという。
  昔の洗濯機パンは平らだったが、取り替えた洗濯機パンは洗濯機の足を乗せる4隅が若干高くなっていて、後ろの足が外れて傾いていた。
  とりあえず元に戻そうとしたが、洗濯の途中で水が入っているからひどく重い。水を抜こうとしたら、女房が『洗剤を入れてあるから水は棄てないで』と言う。
  女房の言葉にいつも忠実な私は頑張って戻したが、女房をお姫様だっこするより重かった。
  いつか、また同じ事をさせられてはかなわないからホームセンターに行って板を買い、洗濯機パンの寸法に合わせて切ったり貼ったりして洗濯機の下に敷いた。(建築系の作業は本当に苦手な私です)