台所の水栓取り換え。

  数か月前に台所の流しの下が濡れているのに気づき、水漏れは流しの水栓しかないと断定して、流しの後ろのベニヤ板をノコギリで切り取った。そうしたら、さらにその後ろに部屋のスレート板があり、配管が見えない。
  仕方がないので、流しの下の食器を全部取り出して流しを手前に引き出し、水栓の真下のスレート板をノコギリで切り、30cm四方くらいの窓を開けた。そうしたら接続部が見え、ゆっくりと水がにじみ出していた。
  とりあえずは増し締めをして漏れは止めたが、もう20年を経過したし、流しの後ろのベニヤ板もその後ろのスレート板にも窓を開けてしまったから自分で水栓を取り換えようと決意した。
 
  そしてJマートで水栓を物色したが、20年前の水栓とは接続金具の形状が違っている。私は電気系の仕事だったので建築系は非常に疎い。接続金具の形状を絵にかいて行って水道用品の売り場の人に聞いても『実物を見てみないと判らないし、20年も昔の物とは形状も違います』と言われ、ハウスメーカーに相談してくださいとすすめられた。
  へーベルハウスに相談すれば下請けに回された上に、バカ高い修理代金を要求されるのは判っているので、水が漏るたびに増し締めして時をかせぎ、修理手順と必要な部品をシミュレートしてみた。
 
(古い接続金具)
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  最終的には品揃えが豊富だったドイトで『一般家庭の水道のネジは13タイプのはずだから、とりあえず値段の安いめくら蓋を買っていって寸法を合わせてみたらどうですか』と言われてその通りにした。
  寸法は13表示ならば合う事がわかったので、頭の中のシミュレーション通りに水栓とめくら蓋を1個追加した。
 
(古い水栓)
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  あとは交換手順である。20年前の設計なので、各水栓の根元には止水栓がない。一度元栓を閉めて流しの水栓を外してめくら蓋をしてから元栓を開ける。そうしないと修理中にトイレに行っても水が流せないのである。
  まあ、細かななんやかんやあったが、シミュレーション通りに部品の過不足なく、3時間ほどで水栓の交換を終える事が出来た。
  諭吉さん1人で済んでめでたしめでたしであった。
 
(新しい水栓)
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