大人は子供を守らない?

「おごってもらった」と言えば小学生に150万円払わせてもいじめじゃないのか 猛烈批判に横浜市教委が迷走 BuzzFeed Japan 1/23(月) 18:09配信
福島第一原発事故横浜市自主避難をした児童が「賠償金あるだろ」と言われ、ゲームセンターなどで150万円支払わされた。子どもを守るべき教育長が、これを「いじめと認定できない」と発言したことへの怒りが広がっている。【BuzzFeed Japan / 籏智広太】
批判を受けているのは、横浜市教育委員会岡田優子教育長が1月20日、市議会常任委員会でした「関わったとされる子どもたちが『おごってもらった』と言っていることなどから、いじめという結論を導くのは疑問がある」という発言だ。
(ネットより一部抜粋)
 
  まあ『いじめ』というのは昔からあり、私は、その根源は人間の差別意識に根付いていると考えている。ゆえに、根絶させる事はできないとも考えている。
  ただ、この横浜市の『いじめ』に関する問題点は、横浜市教委の認識、もしくは『いじめ』の根本的考えの甘さに問題があると思ってしまう。
 
  『いじめ』を考える場合、私は『いじめ』を一般的社会通念に照らし合わせて判断する必要があると思う。すなわち、定期的なおごりは『いじめ』であると考えなかった横浜市教委の無知さが問題を大きくし、長引かせているのである。
 
  多額のおごりを一般的社会通念にてらせば、これは893のみかじめ料と同じだと判るのが一般的社会人である。893が来ただけで店主はみかじめ料を手渡す。そして、その行為は犯罪と断定され警察は逮捕する事ができる。
  もし、横浜市教委の考え方が正しいとしたら、警察はみかじめ料を取った893を逮捕できない事になる。
 
  教育者というものは、医者の様に象牙の塔の住民であり、実は一般社会の事を知らないのである。もしくは、一般社会と同じ判断を下すと自分達の仕事が増え、責任問題まで発展するから、自己保身のために弱者である子供達を守ろうとしないのかもしれない。
  一般的に『いじめ』は同年輩の子供が行う不当行為なのだが、横浜市教委という大人が子供を犠牲にするのは、もはや『いじめ』ではなく、明らかな『犯罪』である。
  それとも『ネグレクト』と言い直した方が教育者には通じるのだろうか。