正月なのに飲まずに考えた事。

  CTX-700Nを買う時に、75歳まではオートバイに乗り続けようと思っていたが、実はその先をどうすごすかは考えていなかった。
  そして、ぽつぽつ様の12月30日のブログ『奥多摩への旅5』から大きなヒントをいただいて、オートバイをやめたら女房と2人で『酒蔵の旅』をしてみようとの考えに至ったのである。
 
  『オートバイに乗るなら酒は飲むな』と『酒を飲むならオートバイに乗るな』の二律背反は守らなければならないし、さらにはオートバイに乗るには免許以外にも、体力と脳力いう身体的条件が必須である。
  一方、酒を飲むには成人であればなんら制限はない。あっても、医者からの警告の『飲んだら死ぬ』くらいのものであるが、私の先輩はそれでも飲んでいた。
  私も、大酒は飲めなくなったが『飲んだら死ぬ』とは言われていないし、飲まなくても死が近づいている年齢になると、さほどの怖さはない。唯一ブレーキを掛けるのは、女房の『私が寂しくなるから長生きして』くらいのものである。
 
  まあ女房の言葉というか女の言葉には、時に男の運命を大きき変える力がある。映画『俺たちに明日はない』のボニーとクライドなどその例かもしれない。まあ、悪事というものは大概エスカレートするものだから、それを女のせいと言ってしまうのは無理筋だろうが、現実的には変わってしまう。(変えられてしまう?)
  私も女房という重しのために、やりたい事をやめた事が何回もあったし、その重しのおかげでまともな人生を送ってこれたという思いのあるのは否定できない。まあ、よい女房と連れ添ったと言えるのだろう。(少なくとも借金は返済できた)
  あと数年のうちにおとずれるであろう、オートバイから酒蔵の旅への転換を女房が喜ぶかどうかは判らないが、今年中には女房を連れて酒蔵の旅の予行演習をしてみたいものである。
 
(ぽつぽつ様。ブログを拝借しました。ありがとうございます)