高齢ドライバーによる死傷事故。

  それはアクセルを踏めば走るオートマ車に80%以上の原因がある。すなわち、世界中の自動車メーカーは欠陥車を製造しているのである。いや、殺人マシーンを生産していると私は言い切ってかまわないと考えている。
  なおかつ、自動車メーカーはオートマ車は運転操作に集中できるとうそぶくが、その屁理屈は『人間は失敗をする』という大命題を無視した欺瞞にすぎない。なぜなら、自動車メーカーが血道を上げている各種安全装置の研究開発は『人間は失敗する』を認めている証拠だからだ。
 
  マニュアル車を発進させるには、クラッチを踏み、ギアシフトをして、アクセルを踏み込みながらクラッチをつないでいく。加速においても同様なクラッチ操作、シフト操作、アクセル操作をしている。
  すなわち、マニュアル車クラッチ、ギアシフト、アクセルの連携操作がうまくできなければ動かないのだ。
  だが、オートマ車はアクセルを踏み込めば走ってしまう。極端に言えばエンジンがかかっていれば3歳児だって自動車は発進させられるのだ。オートマ車のその特性から、私はオートマ車を欠陥車と言い切れる。
 
  私は今年はじめて、高齢者として自動車教習所で講習を受けて免許の更新をした。しかし、私はその講習に大きな不満を感じてしまった。
  高齢者講習はオートマ車で行っているのだ。だが私には一つの信念がある。私はマニュアル車半クラッチを多用する坂道発進と車庫入れができなくなったら、免許を返納しようと考えている。

  そのためには、高齢者講習とは別に1時間の実車コースを申し込まなければならない。これがまたお高い。また、自分でマニュアル車を買って2~3年で坂道発進や車庫入れができなくなったらもっと高くつく。
 
 
 
  今まで読んでいただいて申し訳ありませんが、以上はすべて私の屁理屈です。ごめんなさい。
  でも、感情的には自動車メーカーがよいマニュアル車を造らなくなったのが本当に腹立たしいのです。
  私が本当に思っているのは、単純操作で動いてしまうオートマ車だと運転中に自分の運転技術が低下しているのかどうか自分自身で判定できませんので、まだまだ大丈夫と自分から免許を返納しようという気持ちになりにくいのです。

  また、法的に免許の取り消しができる様になったとしても万全ではありません。それは、本当にボケてしまうと免許など無くても身近に車があり、鍵が見つかれば自動車を動かしてしまうのです。
  その点、二輪はいいですね。私は敷地の都合でバックで切り返しをしないと3~4m先の道路に出せない場所に置いています。体力がなくなればバイクを倒すでしょうし、脳力が低下すれば切り返しながら道路に出せなくなるでしょう。
 
  本音を言えば、ヤマハのマジェスティSがあれば近間の買い物に便利だと思いますが、今後も信念を貫いてオートマの二輪には乗らない事にしましす。人間は手間を惜しんで便利な物に頼るものなので、心を強く保ちたいと考えています。(買ったらボケまっしぐらです)