ジェジェジェッ、半田付けが下手になってる。

  ハードディスクのUSB接続アダプターが壊れたので修理する事にした。な~に、プリント基板への簡単な半田付けにすぎないさ、心配なのはだいぶすすんだ老眼だが、私には新しい武器があると張り切って始めた。
  そして、10月11日のブログ『歯科用ルーペが届いた』に書いたルーペ(近距離双眼鏡)を使ってみた。でも、これがとんでもなく使いにくかった。焦点が合って見える範囲は手の平くらいしかない。その範囲はとてもよく見えるから、内心では(買ってよかった!)と思って作業を始めた。
 
  ところが視界が狭いので、すぐそばに置いた半田や半田鏝が視界に入らない。近距離双眼鏡だから目玉を動かして半田などを見る事ができないので首を振る。ところが半田を探すのに首を回しても、視界が狭いので首がおよいでしまう。基盤に視線を戻す時も同じように首がおよぐ。
  それから拡大鏡を使っていたころの様に、どうしても顔を近づけてしまいピントがボケてしまう。これは単なる習慣なのだがドクターXの様にはできない。判った、だからドクターXは手術中に背筋を伸ばしたまま視界を動かさずに、看護師などからメスやピンセットを渡してもらうんだ。(多分)
 
  結局、そんな動作が面倒くさくってルーペ(近距離双眼鏡)を拡大鏡にかけ替えて半田付けを済ませたが、よく見える倍率のレンズを使えば鏝の熱を感じるし、倍率を低くすれば細かな所が見えない。
  老眼というせいもあるだろうが、半田付けの腕が落ちた事は確かだ。むかし取った杵柄という言葉もあるが、まったくその通り。体が思い通りに動いてくれないのを実感したトホホな作業になってしまった。
(一筋縄にはいかないがルーペの使い方にもっと慣れなくっちゃ)