現代錬金術物語。

  築地市場豊洲移転問題はどんどん根の深さが暴露されて、都民の不安をかきたてている。マア、これも巨額投資にともなう不透明さが根本原因である。
 
  規模も金額もそれ以上のオリンピックへの投資にはさらなる不透明さがある。まず最初に、そのお金をどうやって捻出するのだろうかと思ったら、オリンピック記念硬貨の話がニュースに流れた。
  額面千円の銀貨を9千円で販売するらしい。千円の銀貨を作るのに千円はかからないだろうから、政府には1コインあたり8千円の現金が入るという計算になる。
 
  これぞ『現代の錬金術』と言わずして何と言えばよいのだろう。
 
  オリンピック記念硬貨は額面の異なる硬貨も発行するらしいから、壱万円硬貨や拾万円硬貨。さらには百万円硬貨の発行も考えられる。だが、はたして百万円硬貨に純金換算で約200gの金は入るのだろうか。
  現在の純金価格が1Kg約470万円だからそれくらいは正直に入れてほしい。だって、百万円のオリンピック記念金貨は、千円銀貨の比率でいえば9百万円で買わされるのだろうから。(アハハ~だ!!俺には関係ね~や!!)
 
 
(大人の話にも昨日アップしています)