連続する直下型地震の恐さ。

  4月15日のブログ『熊本大地震』ですが、今になれば被災者の方々に不快の念を招きかねない表現がありました。お詫びします。
 
  14日21時26分の地震がNHKニュースで流れた時には、大きなゆれは10~15秒ほどでした。だから、一般的な直下型地震を思い浮かべてしまいました。
  ところが今回の熊本大地震では矢継ぎ早に余震が続き、15日1時25分には最初の地震を上回る本震が起きました。そのうえ、余震のマグニチュードもかなり大きな値でした。
 
  前回のブログにも書きましたが、直下型地震の恐ろしさは地震エネルギーが小さくても真上の狭い地域の震度が大きくなる事です。
  なおかつ、間断ない余震は築城の名手と言われた加藤清正の熊本城も破壊してしまいました。木造建築だけでなく、宇土市役所の様なコンクリート造りの建物にまで被害を及ぼしました。
  東日本大震災の時は、たしか地震のゆれが40秒を超えると建物の破壊や流砂現象が大きくなると聞きました。しかし、ゆれの継続時間が短くても度重なる余震は建築物に徐々にダメージを与えるものだと感じました。
 
  東日本大震災では地震エネルギーが一気に放出され、熊本大地震では分散されて放出されたとの事なのでしょうか。
  私は、この一連の地震で放出される地震エネルギーが東日本大地震の何%になるのか、あるいは現在までに放出された地震エネルギーが何%なのか知りたいと思っています。