3ヶ月で定着した新習慣。

  日常生活というのはそのほとんどが繰り返しの連続であり、習慣として定着しているから、それこそ考えなくても何事も無く処理されていく。
  ところがボケなどが始まって、時に思考が停止すると、考えなくてもできると思っていた習慣行動ができなくて事故となる。私は今回の女房の事故でそう思った。
  我が家の事故は典型的な家庭内事故であるが、外でも思考停止による習慣のレアケースから事故を起こす事がある。実は、女房にはそんな経験もあった。
 
  ある時、女房が赤信号の交差点で立ち止まっていたら、隣の若い人が横断歩道を渡り始めた。女房もそれにつられて歩き出してしまい、若者との間隔が広がった横断歩道の中央付近で赤信号に気づき、小走りで駆け抜けた事があったという。
  これも、周囲の人が歩き始めたら自分も歩こうという生活習慣による失敗である。若い人は自分の脚力で渡りきれると判断して信号無視し、つられて歩いた女房が若者の速度について行けなかったのと、他の人が歩かないのをいぶかって赤信号に気づいたのである。
  自分が信号無視している事に気づかなければ、交通事故になっていたかもしれない失敗である。無思考で習慣に従うのは、時に恐ろしい瞬間になる事がある。
 
  そんな思考停止における習慣行動に警告を与えるために、夜は台所の照明のスモールランプを点けっぱなしにする様にした。少し遅れてやり始めた習慣は、寝る前に階段の手前に掃除機を置く事である。無思考で歩いても掃除機に突き当たり、寝ぼけ眼も目覚めるはずである。
  それから、トリップ様から勧められていた人体センサー付きLED電球は、階段の近くにコンセントが無いのであきらめていたが、電池式の人体センサー付きLED照明があるのを知り、ヤフーショッピングで買う事にした。
  あとは、そろそろハイハイの始まる2人目の孫のために、階段に90cm×90cmのステンレス製の網を扉にしようと考えている。ただし、開き戸にするか引き戸にするかはまだ思案中である。