いま困っている事。

  女房はパソコンができません。本人は顔を合わせて話をするのが好きです。また、なぜか話しかけられる事も多く、草津に1人で遊びに行っても『○○はどっちでしょうか』とか話しかけられます。
  外国人に話しかけられた事もありました。勿論、女房は英語はチンプンカンプンですが、見せられたパンフレットの旅館名でそこに行きたい事が判り、送迎車の出るバスターミナルに連れて行き、その旅館の送迎車が来ても判らないだろうからと一緒にいました。
  英語はチンプンカンプンでも、ご夫人の方とは日本語と英語のやり取りでシンガポールから来たのは判ったそうです。でも、シンガポールがどこにあるのかはブモ?でした。
 
  そんなリアル人間関係が好きな女房ですから、キーボードに向かってパコパコするパソコンなど、今もオタク道具であるとの認識に変わりありません。
  ですから、私のパソコン作業には厳しい目が向けられます。まるで、子供が小さかった頃のテレビゲームでみたいです。
  女房がテレビドラマを見る時に、私はパソコンを開いてブログの下書きなどをしますが、それにも目くじらを立て『あなたがパソコンをするのが嫌でテレビを見る時間が増えた』と最近はいやみを言われています。
  そんなわけで女房が怪我をして以来、ご訪問いただいた皆様のブログにもほとんど行っておりません。申しわけないと思っています。
 
  私は今まで、怪我が良くなればパソコンは元通りできると考えていましたが、どうもそうではない様です。医療の全快よりも、心まで含めた真の全快にはもっと時間がかかるのかもしれません。
  それはある意味、私も心に引っかかっていました。実は、怪我をして女房の手の甲の肉が一気に減ったのです。歳のわりには少女の様なプックリした女房の手を私は好きでした。そのプックリした手で、一物をやわらかく握られるのも好きでした。
  ところが、医者から怪我の経過は良いと言われても、まだプックリした手は戻っていません。医学的ではなく、本当の回復、真の回復というものはもっと時間がかかるのかもしれません。
 
  パソコンに関しては、究極的には女房の心の問題であり、寛容の精神の問題なのかもしれません。でも、もし今回の事故の原因がややボケであったとしたら、私のパソコンに女房の厳しい目が向けられるのは、今後も避けられないと考えています。