今年芽生えた白樺の苗。


  数年前に、隣の長兄の家の白樺が枯れてから白樺の芽生えがガクッと減っていたのですが、今年は久々に30本くらいの芽生えがありました。
  なぜ芽生えが増えたのか判りませんが、女房と話し合って我が家の白樺の子供が約10年経ち、それらが種を作る年齢になったので孫が芽生えたのではないかとの結論に達しました。
 
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 (奥の敷石の右側に沿って植わっているのが植え替えた今年の苗です)
 
  白樺の種を1粒1粒をしみじみと見た事はありませんが、風で飛ばされやすい種の様で、白樺の苗は塀際や、敷石の陰や、苔の中など、風に飛ばされにくい所に芽生えます。
  敷石の間で芽生えた苗はあまり育たないうちに掘り出して植え替えないと切るしかなくなるし、苔の上に芽生えた苗もうかうかしていると緑の中の緑なので踏み潰してしまいます。
 
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 (まだ小さなのが残っていますが点々と苔に穴があきました)
 
  とにかく手遅れにならないうちに、庭のあまり人が歩かない場所に苗を避難させなければなりません。そして、約30本の苗を移植しました。そのせいで苔には月のクレーターのごとき穴ぼこができてしまい、女房は少々おかんむりです。
 
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 (直射日光が当たると左側は枯れた様にしなだれます)
 
  植え替えて初めて気づいた事があります。東京で実生した苗だから大体が山の白樺より暑さに強そうで、夏の直射日光を浴びてもへたれませんが、時に先祖の遺伝子が出るのか?日向だとしんなりしてしまうのがあります。それに気づいて日向から1日中明るい日陰になる場所に植え替えたら元気を取り戻しました。
 
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 (日陰に移したら昼間も元気です・右側は1度踏まれた苗です)
 
  去年芽生えた2本の苗を枯らした経験からすると、どうも根の温度に注意しなければならない気がします。暑さに適応した苗は植木鉢などに移すと冬の寒さで根が冷えて枯れるし、寒さに順応する苗は根の温度が上がると元気がなくなる気がします。
 (まだ苗なので根が浅くもろに影響を受けるみたいです)