私の心の音楽。

  電車のエアサスの音とか、愛車の吸気音とか、音がらみのブログを書いたので、私のソウル・ミュージックを再度、ブログに上げようと考えました。
  数年前に1回ブログアップしていますが、今回は音源を新しくしました。(実はこれが苦労の始まりでした・詳細は次のブログで)
 
  私の体に染みついている音楽は、NHKのラジオ番組『ひるのいこい』の音楽です。
  母は戦時中に私を産むため、子連れで実家に疎開しました。私が生まれた後も、戦後の食糧難の東京で子育ては難しいし、父にもまともな仕事が無いため、そのまま母の実家で生活しました。
 
  祖母の家には国民ラジオと呼ばれた再生式(並4型)の粗末なラジオがあり、そのスイッチを入れる権限は祖母が握っていました。祖母は昼飯時の12時少し前にラジオをつけ『正午のニュース』と『ひるのいこい』を聞き、それが終わるとラジオを切りました。
  私がさわろうとすると『壊れる!!』と怒鳴って触らせませんでした。もちろん、NHK以外の放送を聴く事もさせませんでした。
 
  昼ごはんの時に毎日聞いているわけですから、古関裕而作曲のその曲は私の脳みそにしみこんでしまった様で、大人になってレコードを買う様になると、喜多郎姫神や南米のフォルクローレを集めました。
  私は気づかなかったのですが、自然と『ひるのいこい』に雰囲気の似ている曲を買っていたのです。
 
以下が古関裕而作曲の『ひるのいこい』です。