中華トライクのオーナーって大変ですね。

  6月7日のブログ『理想的な3輪車を見た』には多くのトライクオーナーの方に来ていただき感謝しております。ありがとうございました。
  多くの方々が様々なトライクを愛用されていますが、特に中華トライクのオーナーの方々は維持管理にひとかたならぬ苦労をされているのに驚きました。
  輸入車でなおかつ日本法人の無いトライクを維持されるご苦労がしのばれました。もし私が中華トライクを買っていたら途中で挫折していたと思います。
 
  そんな事が気になって、BRPというメーカーを調べてみたら、ボンバルディアグループだったんですね。旅客機ではずいぶんと不具合の起きたメーカーなので、ちょっとスパイダーに不安を感じました。
  ただ、スパイダーのブログも少なく、不具合の情報も少ない状態です。まあ、私には買うだけの資金力がないので、そこまで心配する必要はないのですが、理想に近いトライクなのでやはり気になります。
 
  素人考えからスパイダーの不満な点を書けば、前輪ブレーキは現在の足によるブレーキだけでなく、オートバイの様に右手でもブレーキがかけられると嬉しいです。
  足は踏力による強力なブレーキはかけられますが、反応速度は手の方が早いし、手と足による2重独立ブレーキは安全でもあるはずです。
 
  まあ、それらはカナダと日本という交通事情の差による設計思想の違いだと考えられます。アメリカ製のハーレーも、次のガソリンスタンドは100マイル先という様な国で設計された2輪車という香りがあります。
  そういえば、まだオートバイが買えずにオートバイ雑誌を買っていた頃、アメリカの坦々とした荒野を走っていると居眠り運転でコースアウトしたり、転倒するという記事を読んだ事がありました。日本では考えられない内容でした。
 
  すべての商品には、その国の事情が知らず知らずに盛り込まれるものだと感じます。そんな意味で、日本らしい特徴のあるすばらしい製品は軽自動車だと思います。
  戦後の日本政府が東京オリンピックを考え始めた頃に国民車構想をぶち上げ、各自動車メーカーが600~800ccクラスのエンジンで試作車を作りましたが、政府は排気量360ccのエンジンで4人乗りと定めました。
 
  そして現在は660cc。4人乗車で時速100Kmの高速走行も可能なまでに成長しました。でも、運輸省の役人が『エンジン出力は64馬力もあれば充分でしょう』と言ったという都市伝説の通り、各メーカーともエンジン出力は64馬力で抑えています。
  でも、現在の国内規格の軽自動車を外国に売るならば、排気量と車体のサイズについて、日本政府はもう少し海外規格を検討する柔軟性が必要だと私は思います。