そろそろ人生の後始末?。

  先週後半から今日にかけて女房と家庭内バトルが起こった。そろそろ、今までに溜まった生活のゴミを片付け、部屋の中をサッパリさせようと女房が言ったのである。
 
  真っ先に槍玉に上がるのは私の漫画である。『ガロ』創刊号より全118冊。『COM』創刊号より全61冊。『ビッグコミック』創刊号より全55冊。この段ボール箱が部屋の隅を汚らしく占領している。
  女房はそれが気に入らないのだが、いつもなら私の頑強な抵抗で折れていたが、今回は自分のゴミを片付け始めるという実力行使で範をたれてきた。そうなると言葉での抵抗では限界があり、私も何らかの手を打たざるをえない。
 
  だが、女房がゴミとして廃棄しようとしているのは、今は古着となった若かりし頃の服とか、流行遅れとなり、型崩れした古靴であった
りと、執着心のない物ばかりの様な気がする。
  ところが、私の方は何度も転居したのに処分できなかった愛蔵書であり、それこそ、その愛蔵書で荼毘にふしてもらいたいほどの愛着がある。なおかつ、もっと沢山そろえたのを厳選してここまで減らしたのだから、完全廃棄は断腸の思いである。
 
  ブログを書いている今も、女房の出したゴミと私の捨てた宝との差に釈然としない思いが払拭できないでいる。(俺の方が損したんじゃあないだろうか?ヤッパリ損している~!!)