持ち主がボケると家電もボケる?。


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  上の写真は我が家のテレビで、半月ほど前から時々こんな症状になります。最初はあせりましたが、テレビの片側だけ画像が乱れた事から接触不良ではないかと考えました。でも、これが黒もしくは白一色になっていたら液晶自体の故障も考えられるからお手上げでした。
  とりあえず、最初は画面周辺のフレームを叩いてみました。それで画面が正常に戻ったので、故障原因は接触不良に決定です。(固体電子化の時代に真空管時代の荒業が有効とは大笑いです・バッカみたいな故障ですね~本当に!!)
 
  まあ叩く事で直るので、症状が出た時には内科医よろしく、あっちをポンポン、こっちをポンポン。そして、フレーム下部で効き目がある事から、最初は熱と重力による内部基盤と外部フレームの歪みと考えました。
  そこで、液晶基盤と裏側のカバーの歪みを修正しようと、裏のカバーを止めているネジをゆるめ、中央のネジから順次外側のに向かってネジを締め直しました。ところが、症状は変わりませんでした。
  そのうち偶然にテレビが回転したら症状が出て、少し戻したら回復した事がありました。このテレビは左右に15度くらい画面の方向を変えられるテレビスタンド仕様なので、その機構が災いして中央下部に歪みが集中する事で接触不良が生じたと判断しました。
  そこでテレビスタンドを外してしまい、現在はテレビ本体を床に直接置いて立てかけています。こうする事により、症状の発生頻度は激減しましたが、それでも時々発生します。でも、現在は叩いて直すのではなく、フレームの左右どちらかの上部をつかんで斜めに立てかけてあるテレビを少し起こすだけで直ります。
 
  接触不良である事は明確なのですが、さて今後どうやって直すかです。昔、真空管時代の工具にショックハンマーというのがありました。金槌の様な形をした小さなハンマーで、大きさは鉛筆くらいの柄の先に消しゴムくらいの大きさのゴムヘッドが付いていました。
  そんな形のショックハンマーで無線機の基盤や真空管をポンポンと軽く叩くのですが、真空管時代にはこれが大変効果があり、時々発生する接触不良には欠かせない工具でした。
  それがまさかね~。現代でも役に立つとしたら。笑っちゃいます。それこそ大笑いです。でも、これがテレビ画面という判りやすい症状だったから判った事で、発見しづらい場所、たとえば、基盤内のCPUの電源が一瞬切れるという様な症状だったら手におえなかったと思います。
 
  今まで何回か接触不良のブログを書きましたが、接触不良は発見と修理の難しい故障です。多分、このテレビを修理に出しても基盤を交換して修理完了。そして大金を要求されるだけでしょう。さらに哀しい事は、何年か後に故障再発の可能性がある事です。
  恒星間旅行で接触不良が起きたらメーカーは修理などできません。恒星間旅行の失敗が接触不良だったりしたら、実に情けなく悲しい事です。