トライクはどんな形がよいか。

  どんな形といっても3輪車は単純なものだから、後2輪か前2輪しかない。
 
  戦後に沢山造られた3輪車は貨物輸送の車両として造られたから、必然的に荷台の両脇にタイヤのついた後2輪の形だった。なぜトラックを造らなかったかといえば、物資不足の折、3輪車はタイヤが1本少なくて済むから量産されたと聞いている。
  ならば、荷台の無い趣味の乗り物なら前2輪の3輪車の方が合理的だと考えている。
 
  前2輪のトライクの利点は、ブレーキング時の前輪のスリップがしにくくなると考えられる点だ。
  もう1つの利点は、後1輪であればデフギアが不要になる事である。デフギアは機構が複雑であり、重さも軽くはない。すなわち、技術的にも重量的にも後1輪の方が造りやすいはずである。
  さらに付け加えれば、前2輪だと内輪差による歩道のり上げも減るはずである。
 
  3月6日のブログ『老後の乗り物ってシニアカーだけ?』で考えていたのは中華トライクで、コーナーでバンク出来ないタイプの前2輪トライクを考えていた。ところがヤフオクを見たら、中華バイクも開発が進みバンクするタイプしかなかった。
  ウ~ム。時を失するというのは思いもしない結果が出るものである。5年後にはバンクしないトライクなど中古も出なくなるだろう。となると、コケたバイクを起こせなくなったらバイクともオサラバか!!。(それは何年後になるのかな~)