ワイルドターキーの値段。

 前のブログにワイルドターキーの事を書きましたので、蛇足になりますが続けてワイルドターキーの話を書きます。8年物1リットル瓶の値段ですが、昨年の暮れの値段は忘れてししまいましたが、一昨年の暮れの値段は2380円でした。それが今年は2448円です。
 68円高くなっていますが、一昨年の本体価格は消費税5%で計算すると2267円。今年の消費税8%で計算すると定価は同じく2267円になります。それは消費増税分も、円安による為替差損も企業努力で吸収しているという事です。なんと健気なのでしょう。
 
 しかし、利益が3%低下するという事は小売店にとってはゆゆしき事態です。物価上昇というインフレ政策により現金の目減りを起こさせる事により、庶民からお金を引き出させようと安倍首相は画策していますが、この例でみる様に庶民は利益を捨てる努力をして現状をしのいでいるのです。
 
 安倍首相は投資を活発化する事で中間層の消費を向上させようと考えているらしいが、投資などの余裕資金を持たぬ庶民は、安倍首相の政策ではなにも救われないのです。
 安倍首相と竹中平蔵には政策のターゲットとなる層を見直してほしいけど、この2人には下層階級の気持ちなど到底理解できません。すなわち、この2人には庶民を救う事などできないのです。
 それが判ったからといって、首相はリコールできないし、ほとんどの国会議員にも下層庶民の苦しさは理解できないから、再びの選挙はありません。私は選挙をボイコットしましたが、2人に1人は投票したし、安倍首相は今後4年間の首相の権利を得てしまいました。