解散総選挙のボイコット。

 もし、もしも、安倍政権の今回の解散総選挙に不満があり、有権者が理由なき解散に反対して選挙をボイコットし、投票率が10%を下回ったとしたら、すべての国会議員は何を感じるであろうか。
 何も感じない奴もいるだろうし、政治に無関心な無党派層が増えたと有権者にその責任をなすりつける奴もいるだろう。勿論、現代の代議員制度に危機を感じるまともな議員もいるだろう。
 
 まあ、どんな反応をするかは、そうなってみないと判らないが、少なくとも理由なき解散をした安倍首相が赤っ恥をかく事だけはたしかだ。
 もしそんな事態が起きたとしたら、ネット選挙など新しい選挙制度への動きが始まるかもしれない。
 そうなると、無党派の選挙離れといわれる若者も、次期選挙制度の動きに興味を示し活躍するかもしれない。なぜなら、新しいものは若い人にしか創れないからだ。
 その動きこそが、閉塞感と不完全に完成した現代社会を突き崩す原動力となるかもしれない。
 
 選挙ボイコットという私の空想は、閑な私の頭の中で跳ねくり回り、久々にアドレナリンが放出され、錆びついた歯車が回っている様に感じる。
 10代で初めて本格的SF小説を読んで、空想の翼が宇宙に広がった時と同じ様な感じだ。