カスタム化の難しい私のバイク。

 私は、CTX700に大きな風防を付けたいと考えていた。そのため、愛犬ハンナ様の愛車の様に風防の取り付けやすそうな社外品のハンドルにするつもりだった。
 
 ところが、ハンドルのつけ方がちょっと変わっている。ハンドルはハンドルポストを介さずに、トップブリッジに直接取り付けられている。しかも、ハンドルは中央部と両端で太さが違うのである。計ってみたら、中央部は約28mmで、先端部は約21mmになっている。
 パイプの太さを変えるという絞り加工は、技術と手のかかる作業である。サードパーティーのハンドルメーカーが28mmパイプを両端で21mmに絞るのは工程が増えるのでハンドルを安く提供しづらくなる。
 
 また、オリジナルのスロットルやブレーキレバ-類を使おうとして、21mmの鋼管でハンドルを作ると、トップブリッジが28mmだからゆるゆるで固定できない。固定できる28mmの鋼管でハンドルを作るとオリジナルのブレーキレバー類が取り付けられない。
 これは、違法改造に対するメーカーの対策(?)かとも思えるが、真意は判らない。ヤマハのボルトも絞りハンドルなので流行かもしれない。ちなみに、ヤマハではボルトのトップブリッジをハンドルクラウンと呼んでいる。
 
 走ると顔の皮が風になびいてしまう私は、メーカーオプションの小さな風防でなく大きな風防を付けたかったのだが、そんなわけで風防の事は考えない事にした。(立ちゴケするから無い方が安全かも)