バイク。私の乗り方。

 乗り方というとおこがましいが、私には子供の頃の記憶として陸王やハーレーやメグロの単気筒など、低回転エンジンの排気音がオートバイの音として刷り込まれている。
 そんなこんなで、ツインエンジンのパンダでも、ハイギアーにしてエンジン回転数が1500回転から2500回転でモタモタと走っている。
 特に上り坂を低回転で走ると、ツインエンジンでも単気筒的な音になるのだが、エンジンに良い走り方とは思えない。
 2000回転くらいでも余裕をもって走れる様な500cc超の単気筒エンジンのオートバイに乗ってみたいものである。
 
 今の事は判らないが、昔のオートレースの選手は4サイクル単気筒を好んで使っていた。ブレーキを使わずにテクニックの限界で走るには、エンジンブレーキの効きのよい4ストシングルが好まれたためだ。
 それでも、テレビ中継の下準備でレース場のオーバルコースに入った時、舗装に深い一直線の傷がついていた。レースか練習かは判らないが、転倒で舗装がえぐれたのだろう。
 それを見て、高度なテクを持っていても転倒するんだな~。選手生命をかけてテクの限界で走っているんだな~と鳥肌が立った。