日本の政治家は三流だ。

 中国を付き合いやすい国だと思いますか。イランはどうですか。私は付き合いにくい国だと思います。
 それは、両国とも憲法の上に共産党イスラム教が存在するからです。すなわち、憲法がいとも簡単に変わる可能性のある国なのです。
 
 現代世界では国家も単独で存続するのは不可能です。すなわち、国家は他国に認めてもらう必要があるのです。そして、諸外国がその国家を認める基本条件が、その国家の憲法なのです。
 安倍首相が憲法解釈の変更で『集団的自衛権』を行使できるようにするという事は、憲法の文言を変更するわけではありません。すなわち、世界の国々は憲法を訳しても集団的自衛権を発動する事が書かれていないので、日本の憲法も不思議の国の憲法に見えるのです。
 
 安倍首相は国民向けにしかメッセージを出していません。しかし『集団的自衛権』は諸外国も気にしています。そして、明文化せずに憲法解釈で憲法の範囲を変質させるのは読み取れないし、そんな姑息な手段で『集団的自衛権』を行使すれば『日本は卑怯な国』と思われるでしょう。
 『集団的自衛権』を行使したいのであれば、正々堂々と憲法を改正し、諸外国にも理解できる手段をとるべきです。
 
 一つの提案として、安倍首相は日本の憲法を外国語に訳してみて『集団的自衛権』という武力行使と、その範囲が外国人に理解できるか考えてみるべきです。
 憲法はその国家のものですが、その国家を世界が認証するためのものでもあります。その憲法共産党や宗教により変更される国家は信用できません。まして、時の権力者の解釈で変更されるとなると、日本はそれらの国以下の信用のできない国になってしまいます。