暇はあるが寿命が無い!!

 我が家では『暇はあるが寿命が無い』がチョットしたブームになっている。
 
 事の始まりは、私が電話している時に言った冗談だったのだが、これを聞いていた女房にすごく受けた。そして、人生のドン詰まりにきてなにも新車のバイクでもないだろうと考えていた私に、女房が上記のセリフと同時に『多分、人生最後の高額商品になるでしょうから新車にしましょう』と言った上で、さらにバイクか自動車かの選択をせまられました。
 そんなこんなで、現在のところマニュアル車では私の好みに合う車がありません。それと、やはりオートバイの方が好きなんです。
 
 そして日曜日に人生最初のオートバイCB350を買ったお店で、人生最後のオートバイCTX700を注文してきました。
 ビックリしたのは、そのお店の仕入れルートに、2月末までにCTX700Nの白は2台しか回って来ないそうです。3月3日で登録したいので私に回ってくるか、チョット心配です。
 
 ホンダのホームページで調べたら、CTX700は年間500台が生産予定台数です。旧車になりますが、CBX400Fを調べてみたら月5000台と、CTX700の120倍もの生産計画でした。それでも当時はよく売れれて、きっと手に入りにくかったのでしょう。
 お店の若主人は『最近は大きなオートバイがあまり売れません。125cc以下のスクーターに人気があります』と言っていました。
 
 いろいろ話をして、かなり時間がたっても先代の姿が見えないので「先代はお元気ですか」と聞いてみました。すると『3年前に亡くなりました』との事でした。
 先代は私と1回りくらいしか歳が違わないはずなのでチョット早いかなと思いましたが80を過ぎていたそうです。(15歳ちがいでした)
 亡くなった様子は、前日まで元気に仕事をしていたそうですが、翌日『気分が悪い』と言うので救急車を呼んだけど、到着した時には亡くなっていたそうです。
 
 年寄りは、本当に暇はあるが寿命が無くなるのです。私もK点(親父の死んだ歳)まで5年を切りました。K点を過ぎてオートバイに乗っていたとしても、乗れるのは75歳くらいまででしょう。だって、ヨボヨボがテレテレとオートバイに乗っていたらムービングシケインになってしまいます。